色紙
「ラフィール」
・赤井孝美
・平成12年9月24日
・東京ビッグサイト
・1000円(グッズ代。先着50名ですが実質37名)
赤井孝美先生は、ゲームデザインやキャラデザインを始め、マンガ・映像等のメディアを越えて活躍するマルチアーティストです。
大阪芸術大学在籍中に、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督と「王立宇宙軍オネアミスの翼」の監督で現ガイナックスの取締役である山賀博之氏と出会い、アニメ製作会社「ガイナックス」の原点と言われる伝説のアマチュア映像サークル「ダイコンフィルム」の中心メンバーとして活躍しました。そこで赤井先生は、SF大会に上映する作品として「ダイコン・オープニングアニメ」の作画や、「愛国戦隊大日本」という、ふざけた特撮パロディー映画の監督をしました。
その後、ガイナックスとして「王立宇宙軍オネアミスの翼」や「ふしぎの海のナディア」などのアニメを制作。しかし、どれも大赤字で、経営の大ピンチに陥りますが、赤井先生が仕事の合間に作った脱衣クイズゲーム「電脳学園」が大ヒット、会社の窮地を救いました。また「父親として娘を育てる」という、のちに「育成シミュレーションゲーム」と呼ばれるジャンルを作るほどの画期的なゲーム「プリンセスメーカー」も制作しました。
現在は、自らの会社「(有)ナインライブス」の代表取締役として「プリンセスメーカー」シリーズの制作をしたり、また挿し絵を描いていた森岡浩之氏のSF小説「星界の紋章」「星界の戦旗」がアニメ化され、それのキャラクター原案として名を連ねたりしています。
このお宝は、東京ビッグサイトで行われた「キャラクターカーニバル2000」での赤井孝美先生サイン会でGETしました。「キャラクターカーニバル2000」とは、美少女ゲーム(通称ギャルゲー)版ゲームショウで、多くの美少女ゲームメーカー(大半が18禁ゲーム)が参加し、新作ゲームの紹介や、自社ゲームの限定グッズ販売を行いました。今回、赤井孝美先生のサイン会は、このイベントの目玉企画の一つで、他の18禁美少女ゲームの原画家のサイン会は、18歳未満が入れない所に設けられたサブステージで行われたのに対し、赤井孝美先生は、広いメインステージを使って行われました。
しかし、メイン企画の一つにも関わらず、ちょっと悲惨でした。参加者は、ナインライブスのブースで1000円以上お買いあげの方に整理券が配られたのですが、他の18禁ゲームマーカーのブースや、18禁ゲームの原画家のサイン会は凄い人だかりにもかかわらず、ナインライブスにはそれに較べるとあまり人が集まってなく、50枚しかない整理券もすぐになることはありませんでした。
しかも、もっと屈辱的なのは、整理券は50枚全部捌けたにもかかわらず、サイン会が始まっていても、19人がサインを貰いにこなかったと言うことです。結局、余った色紙は、5人分だけ会場にいる人とのジャンケン大会で配布されました。
サイン会は、色紙に先生が前もって描いた「星界の紋章」「星界の戦旗」のヒロイン「ラフィール」に、現場で直接先生が署名する物でした。お宝的見所は、色紙一枚一枚に、先生直筆のシリアルナンバーが入っていることです。シリアルナンバーというと、リトグラフやシルクスクリーンに、作者が本物と同じ価値があるという意味でシリアルナンバーとサインを入れますが、いくら本物と言ってもリトグラフやシルクスクリーンは、所詮「印刷」(最近「ジークレ」または「ジクレ」というのもありますが、あれはいくらきれいでもプリンターで印刷した物。直筆サインを書く台紙としては凄く立派ですが、美術的価値は全くありませんので、購入のさいは気をつけて下さい)。これは先生が一枚一枚描いた本物で、この日同じ番号のものは2つとしてありません。ただ、シリアルナンバーが入ることを知っていれば、一番最初に並んだのにと、ちょっと残念に思いました。
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