色紙「そのうちなんとかなるだろう」
・出渕裕
・平成9年7月21日
・新宿東放学園
・無料(2名だけ)
このお宝は「角川アニメ&コミックフェスティバル キャラクターランド”真夏の学園祭”」(以下真夏の学園祭)の協賛イベント「夢・直撃セミナー」でGETしました。ちなみに「真夏の学園祭」とは、角川書店が新宿で複数の会場を貸し切り5日間通して行ったかなり大がかりなアニメ&コミックイベントで、東放学園という専門学校が協賛で行ったイベント「夢・直撃セミナー」はアニメやマンガやゲーム等で活躍するクリエイターが日替わりで行うトークショーです。
出渕裕先生は、アニメやまんがやゲームなどのメカデザイナーです。有名なのは「機動警察パトレイバー」のメカデザインです。メカデザインだけでなく、マンガや小説の挿絵(ロードス島戦記のキャラのオリジナルは出渕先生)など多彩な活躍をしてます。だからこの手の好きな人にはかなり有名な人です。
しかしこのトークショー、開始ぎりぎりの時間になってやっと定員の100名にいったかどうかの入り。これは出渕先生だけでなく、前の回の雨宮慶太先生も、その後の本郷みつる先生もこんな感じでした。ちなみにほかの会場は人でいっぱいでした。
しかしトークショー自体、とても充実していて、どの回も大変素晴らしいものでした。
この中で出渕先生は、アニメの仕事のこと、ゲームの仕事のこと、また自分の駆け出し時代のことを話されました。
講演が終わり、出渕先生がトイレから出てきたときに書いてもらいました。一筆お願いしたところ、先生は、
「絵は描かなくてもいい?」
本当は絵を描いてもらいたかったけど、そのかわりこの講演の最後に締めくくった言葉を書いてもらいました。
先生の中学生ぐらいの頃は、「酒鬼薔薇」を例にとり透明な存在だったけど、アニメやマンガと出会い、同人活動や雑誌投稿を通じて多くのこの業界関係者と知り合いになりました。それからちょくちょく、アルバイトがてらメカデザインの仕事をするようになりました。しかしちゃんと学校を出ているわけでもなく、また安定した仕事ではないため、これ一本でやっていけるかどうか、けっこう不安を抱えていたりもしました。しかし、プロとして踏ん切りをつけ、今ではちゃんと食っていける。
神戸の事件の影響だったのか、「エヴァンゲリオン」や「もののけ姫」がはやっているからか、なぜこのような話をしたのかわかりません。先生の今までの道のりは、ちゃんと学校をでてサラリーマンになってと言う普通の人とは違います。それでもちゃんとやっていける。もっと自身をもとう。
「そのうちなんとかなるだろう」という言葉に先生の、人生の先輩としての優しさを感じます。
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