色紙「まりえ」

・合田浩章

・平成14年9月16日

・御園座会館地下1階グリーンホール

・無料(先着100名+版画の購入者)


 合田浩章先生は、藤島康介先生の人気漫画「ああっ女神さまっ」のアニメ化した際の監督や、昨年(2002年)WOWOWで放送されて大ヒットしたアニメ「おねがい☆ティーチャー」のキャラクターデザイン(キャラクター原案は羽音たらく氏)を担当した、実力派アニメーターです。キャラクターデザインを担当するぐらいですから、絵のうまさには定評があり、アニメ以外にもイラストや、キャラクター・ノベルの挿絵も描いています。そして、平成15年(2003年)7月15日に放送される「おねがい☆ティーチャー」の続編「おねがい☆ツインズ」にも、キャラクターデザインとして参加しています。
 このお宝は、伊藤忠が出資したアニメ漫画系の版画販売会社「Animation DEPO」が行った版画即売展示会『おねがい★ティーチャーVisual Memories』でのサイン会でGETしました。
 今までいろんなサイン会に行きましたけど、このような「展示会」と称して行われる「版画展示即売会」、そしてその中で行われる「サイン会」は、意識的に避けてきました。ここで行われる「サイン会」は無料で、やって来る人もメンバー的にいいのですが、ふつうの「展覧会」ではなく、あくまで版画を売りつけることがメインなので、サイン会目当てに行ったら、いきなり綺麗なお姉さんに囲まれ、巧みなセールストークにのせられて、いつの間にか高い版画をローンで買わされるかもしれない、ある意味危険な場所でもあります。
 また、かなり前に、「機動戦士Zガンダム」や「モルダイバー」で有名なアニメーター北爪宏幸氏の、この手の版画即売会のサイン会に行ったことがありまして、その時は印刷のイラストもないただの白紙の色紙に、ただ署名するだけでした。大体、版画を売るのが目的なのに、直筆だろうが印刷だろうが、「絵」の入った色紙にサインしてもらえると考えるのが虫が良すぎる話でして、結局入っただけ無駄でした。
 だけど、今回行った理由は、この手の商売が昔からあるのに、ここ数年アニメやマンガに特化した版画展が数多く行われ、アニメ雑誌に載った広告とか、ネットで情報を知って、なにも分からず行く人もいると思うので、現在はどういう状況か、確かめに行きたくなったからです。
 また、WOWOWで放送された「おねがい☆ティーチャー」がアニメファンの間で大人気で、この前の夏のコミケで貰った「おねがいティーチャー」の無料配布のプロモーションDVDを、ネットオークションに出したところ、3600円と高値がついたので、たとえ自分はいらない署名だけの色紙だとしても、そこにトレカを貼って見栄えをよくし、オークションで売れば、結構いい値がつくんじゃないかと言う、下心がありました。
 会場になった「グリーンホール」がある「御園座」は、名古屋では知らない者がいないと言ってもいいほどの、超一流劇場です。東京で言えば、歌舞伎座に当たるものです。ですから、お金の持っていそうな年配の方が多くいるところに、見るからに場違いな、変な若者がたむろっているのですから、われながら、とっても恥ずかしかったです。
 会場の中は、入り口付近に「おねがい☆ティーチャー」の設定資料、原画、絵コンテ、美術ボードが展示してあり、奥には今回売りつけようとする版画(1枚18万円)が飾ってありました。その版画の周りに椅子が置いてあって、お客にスタッフが一生懸命営業をかけていました。私はできるだけ、係の者に捕まらないよう、目立たないようにしました。
 サイン会は、まず合田浩章先生のトークショーから始まりました。合田先生は体つきが細く、「先生」呼ばわりされるのが嫌がる、とってもシャイな人でした。しかし、恥ずかしがり屋のわりにサービス精神が旺盛な方で、この時点(平成14年9月16日)で、今回7月15日に放送する続編の情報など、まだ公表できない話を、「ネットの掲示板では流さないで」と言いながら、ペラペラ喋っていました。
 トークショー後のサイン会ですが、まず先に版画購入者からで、後からタダで整理券をもらった100人と言う順番で行われました。版画を買った人は10人ぐらいで、その人には希望のイラストに、ツーショットのポラロイド写真がついてきました。
 残りのタダ券の100名は、署名だけだと思っていましたが、なんとタダの100人でも、イラストを入れてくれました。もちろん簡単な絵ですが、これには少しびっくり。
 でも、最初はみんなのリクエストを来てもらっていましたが、あまりに時間がかかったので、後半は全部「おねがい☆ティーチャー」の中で、1番線が少ないキャラである「まりえ」に統一されました。
 結局、無理矢理版画を買わされることもなかったし、もちろん取って喰われることはなかったので、ある意味安心しました。
 しかも、版画を売るのがメインなのに、簡単な「座描き」「席画」のたぐいだけど、直筆の絵が手に入ったんですから、ラッキーでした。
 ただし、今回はこうでしたけど、次回はこうだとは限らないので、この手の版画展示即売会のサイン会に行く人は、自己責任でお願いします。

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