ジム・リー
色紙
「GEN13:Freefall」
・ジム・リー
・平成10年11月22日
・東京ビッグサイト
・無料
ジム・リー先生は、アメリカン・コミックの世界では知らない人はいないと言えるぐらいの、超売れっ子のコミックアーティストです。
1964年韓国で生まれた先生は、5歳の時アメリカに移住。1987年にマーヴェルコミックスでプロデビューし、「XーMEN」で一躍トップアーティストの仲間入りを果たします。1994年頃日本でも「XーMEN」がちょっとしたブームになりましたが、その時アートを担当していたのが、ジム・リー先生です。
その後独立し、「SPOWN(スポーン)」で有名なトッド・マクファーレンを初めとする数人のアーティストとともに「イメージコミックス」を創立。同時に自らのスタジオ「ワイルドストーム」社を設立し、現在も「WILDC.A.T.s(ワイルドキャッツ)」や「GEN13(ジェンサーティーン)」など人気作を次々生み出しています。
このお宝は、11月22日東京ビッグサイトで行われた「ワールドキャラクターコンベンション」で、メディアワークス主催・小学館プロダクション協賛のイベント「ジム・リー先生来日トーク&サイン会」で手に入れた物です。
一般にはあまり知られてはないですけど、アメコミのトップアーティストだけあって熱心なファンが多く、イベントはかなり熱く盛り上がりました。トークショーで質問コーナーの時、コミックアーティスト志望の人が「日本人でもアメコミ作家になれるのか?」をジム・リー先生に直接、それも英語で質問したりする一幕もありました。
トークショーでこうなのですから、サイン会はもっと熱く盛り上がりました。本当は、サンディエゴのコミックコンベンションで配られた特製フリップブックにただ「Jim Lee」とサインするだけでしたので、すぐ終わる予定でした。しかし、こういうチャンスが滅多にないことをファンが判っているもんですから、その場で買った本やらトイやら、または色紙などを持ってきて、次々先生の前に出しました。でも、ジム・リー先生はいやな顔をせず、逆に結構楽しそうに、せっせとペンを走らせていました。また、先生に自分の絵を見てもらおうとする人もいて、それに対して先生も丁寧に受け答えするので、たった150名のサイン会なのに、ホント全然前に進みませんでした。
これを快く思っていないのが、周りのスタッフで、この後にも東京ローカルのTV局の取材もあり、早く切り上げる為、なんと私の番の時色紙のサインを禁止したのです。
普段なら私はここであきらめるのですが、私の前にいた人が描いてもらった「X−MEN」の「ローグ」があまりに素晴らしく、これを見た以上さすがにあきらめきれず、思わず食い下がってしました。
先生自体、スタッフが気をもんでいることを知ってか知らずか、「描いてもいいよ」と言うことで、まずサイン会を終わらせ、その後色紙を持っている人には、その色紙を預かり、あとで描いたのをメディアワークスのブースで受け取る形になりました。
そのとき他の人は、描いてもらう物を色紙に鉛筆で書いて指定しました。私は「X−MEN」の人気キャラ「ウルヴァリン」を書いてほしかったのですが、英語のスペルが判らなかった物ですから、お任せになってしまいました。そこで描いてもらった物が、この絵です。
これは、先生の会社「ワイルドストーム」の看板タイトル「GEN13」のキャラクター「Freefall(フリーフォール)」です。「GEN13」とは、政府の極秘諜報機関I/O(インターナショナル・オペレーションズ)が進める「超人兵器製造計画」(プロジェクト・ジェネシス)の第13代目にあたる子供達で、自分たちの親たちを見つけるため組織を脱走し、逃亡の日々を続けている・・・、と書くと暗い話と思いますが、実際は現代っ子らしい明るく脳天気な物語です。その「GEN13」のメンバーの一人で最年少のフリーフォールは自由を愛する気性の激しい娘で、物質間の重力を操り、物質を宙に浮かす能力を持っています。
ジム・リー先生の印象は、ファン思いというか、本当に面倒見のいい人です。トークショーでの英語の質問者に対しても誠心誠意答えていましたし、サイン会でのサービスぶりも、日本に来て上機嫌だから、特別だからではなく、アメリカでのサイン会もこのようにファンに接しています。メディアワークスの「電撃アメコミ通信」創刊号(平成10年11月27日発行)に、ジム・リー先生の特集が組まれていますが、ホントこの本に載っている人柄そのものでした。
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