色紙「ボンクラ魂」

・杉作J太郎

・平成11年8月15日

・東京ビッグサイト

・無料


 杉作J太郎先生は「ガロ」系のれっきとした漫画家ですが、現在(平成11年9月)「トゥナイト2」(テレビ朝日系)のレポーターや、映画秘宝のライターをはじめ、プロレスの解説、映画出演(石井輝男監督作品)など、多彩な活動をしています。また、平成11年3月に発売されたマンガコラム(略称マンコラム)「ヤボテンとマシュマロ」は各雑誌の書評で、高い評価を受けています。
 このお宝は平成11年の夏のコミックマーケット(夏コミ)でGETしたものです。
 その日の午後、私は西館の屋上で休んでいると、私の近くにいた人が言いました。
「あれ、杉作J太郎じゃない?」
 見てみると、確かに杉作J太郎先生が、タレントの北野誠さんと女性アシスタントのしいなまおさんと一緒に、数人の撮影スタッフを引き連れて歩いているではありませんか。この時、とっさに、深夜の大人(特に男性向け)の情報番組「トゥナイト2」が、コミケの取材に来ていると思いました。
 私はこれを、神様が私にくれたお宝GETのチャンスだと思い、サインを貰う機会をうかがっていました。そして、一旦カメラが止まった所を見計らって近づき、J太郎先生と北野誠さんにサインを求めました。また、私と同じことを考えている人もいて、女性アシスタントのしいなまおさんにサインを求めている人もいました。
 「漫画の祭典」コミケの会場で、「ガロ系」とはいえプロの漫画家であるJ太郎先生が色紙を書くと言うことで、再びカメラが回りました。
 ここからが、8月17日の深夜0時5分(正確に言えば18日午前0時5分)から始まった「トゥナイト2」で放送された所です。北野誠さんは私に向かって、
「あのー、売れないよ」
 といいました。私は、
「いいですよ」
 と答えました。でも今考えると、失礼な返事です。売れなくてもいい、と言っていることは、金銭的に価値がないことを、私自身認めていると解釈出来ます。もうちょっと良い答えをすれば、と思いました。
 そして、イラスト入り色紙の完成。J太郎先生はコミケに集まる同人作家に合わせて、今風のアニメ絵に挑戦したのでしょう。たぶん先生もはまった「新世紀エヴァンゲリオン」の「アスカ」を書いたのだと思われます。これ見て北野誠さん、
「ハッキリ言って、素人以下やろ」
 と鋭くつっこみました。
 J太郎先生は、
「負けてないでしょう」
 といっても、しいなまおさんにも、
「まぬけ」
 と言われました。
 ここからはテレビに映っていませんが、その後私は、J太郎先生が映画秘宝で流行らせた言葉「ボンクラ魂」を、色紙に書いてもらうようお願いしました。
 J太郎先生は、
「いいねぇー」
 と言って、快く書いてくれました。

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