A4チラシ
「怪獣ミュージアム」

・開田裕治

・平成9年8月17日

・東京ビッグサイト

・無料


 開田裕治先生は一言で言うと怪獣画家。同人活動を経て、LDやプラモのBOXアートなど、怪獣やロボット等のキャラクターイラストレーションで、一度は目にしていると思います。今では、画集に個展にリトグラフ制作など、多彩な活動を展開しています。
 このお宝は東京ビッグサイト、つまりコミックマーケット会場で手に入れました。
 「怪獣ミュージアム」とは、主催が川崎市民ミュージアムで行われた、開田先生が今まで描かれた怪獣などのファンタスティクイラストレーションを展示した一大美術展です。
 私はこの展覧会を見て、本当に感激しました。実際オリジナルをじっくり見ると、やっぱり違いますし、すごいです。
 エアブラシを使い、まるで写真のような絵が開田先生の特徴と思っていましたが、オリジナルはあからさまに”絵”でした。絵は写真と違い、現実にはないものですし、そのモチーフとなる”怪獣”こそ実際に存在しません
 しかしそこに描かれる背景は実在するものを細部まで描き込まれ、また怪獣ははしわの一本一本まで表情豊かに描かれています。そしてそれらをうまく配置した構図。背景は存在するのに、存在しない怪獣が圧倒的な存在感でそこにいる。
 うそと現実がごっちゃになって、本当に頭がクラクラしました。こんな感覚は他の美術展覧会でもなかったし、いままでの開田作品の印刷物でもありませんでした。その時、心の底から「開田裕二先生のサインがほしい! いや絶対手に入れる!」と誓いました。
 そこでコミケ3日目、開田先生が出展しているブースへ行きました。開田先生は親切にチラシにサインをしてくれて、一緒に記念写真も撮ってくれました。本当はそこにあったウルトラマンティガの絵がほしかったです。確か展覧会でもウルトラマンティガの絵がなかったはずです。しかしそれは原画で、これを元にしたポスターを作ったのですが、もって来るのを忘れたそうです。
 余談ですが、「怪獣ミュージアム」のポスターはいろんなキャラクターが描かれているので、版権の問題で販売できなかったそうです。また、怪獣ミュージアムで、仕事のとき片時も離さない愛用のマグカップが展示してあったけど、それが今展示してあるのに仕事はどうしているかを聞いたところ、夏は冷たい飲み物を飲むので今はマグカップを使ってないそうです。

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