特製色紙「トガリ」
・夏目義徳
・平成13年2月4日
・ナゴヤドーム
・無料(先着100名)
夏目義徳先生は、平成7年(1995年)超増刊『雨天笑遊記』にてデビュー。数作の読切を経て、平成12年(2000年)『トガリ』で週刊少年サンデーに連載を開始した、新進気鋭の漫画家です。
このお宝は、ゲーム&ホビーの祭典「第13回次世代ワールドホビーフェア名古屋大会」で行われたサンデーブースのサイン会でGETしました。この日は、夏目先生の他に、サンデーGXで「ネコの王」連載中の小野敏洋先生、コミックGOTTAで「新 宇宙戦艦ヤマト」を連載している松本零士先生のサイン会もありました。ただ、松本先生は、当日茨城の方で講演会があったため会場には来ることが出来ず、サイン色紙配布会になりました。
この日のサイン会の一番手は夏目先生でした。夏目先生は茶髪のラフな格好で、いかにも最近の若者風って感じでした。しかし、連載を開始したばかりの、つい最近単行本を発売した新人漫画家ですから、当然サイン会自体も今日が初めて。とても緊張していて、サイン会開始前の挨拶からも、ガチガチに緊張しているのがよく解るほどでした。
サイン会は、あらかじめイラストが印刷された色紙に、先生がサインをするものですが、現場で売っていた夏目先生の単行本「トガリ」の1巻を買った人には、1冊だけですが、その本にもサインを書いていただけました。ただ、本に書いたサインは、漫画「トガリ」の中で犬になっているキャラクター「オセ」をラフに描いて、その横に「○夏」と花押のように(色紙では、名前の横に描いてあるマークみたいな奴)書いてあるだけでした。
お宝の鑑賞ポイントは、小学館が用意した、現在連載中の漫画「トガリ」の絵が入った特製色紙です。絵は印刷でサインだけが直筆ですが、用意された色紙はかなり凝っていて、よく部屋のインテリアで飾ってある「武者小路実篤」「北大路魯山人」の美術工藝版色紙のような印刷ですので、ぱっと見直筆に見え、とても美しいです。
たとえば、いくら直筆でイラスト入りとはいえ、よっぽどのデッサン力がないと、そこに描かれる絵は、どうしても大ざっぱになり、骨董用語で言うところの「座書き」「席画」の域を出ません。また、場合によっては書き損じすることもあります。その点、印刷とはいえ、原画を忠実に再現した綺麗なカラーイラストは、マジックの白黒のラフな絵より、かなり見栄えがします。
ただ、難点は、縁が金色ですから、当然色紙の縁取りを金箔で加工しているように見えますが、実はこれも印刷です。予算の関係なのか、縁の裁断面は何の加工しておらず、ヘタに扱うと、そこからほぐれてしまいそうです。金箔で加工してない分だけ、縁が傷つきやすいのが困ったところです。
美術展示室へ戻る