色紙「ガメラ1999」
・樋口真嗣
・平成10年8月12日
・新宿ロフトプラスワン
・無料(数人)
樋口真嗣監督は、平成ガメラシリーズで、生活感のある緻密でリアルなミニチュアセットと、自然光を取り入れたオープンセットを用いた特撮で、一躍注目を集めた、今後もっとも活躍を期待される特技監督です。また、実写だけでなく、「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」などアニメーションの演出なども手がけ、幅広く才能を発揮しています。ちなみに庵野秀明監督の友人であり、「新世紀エヴァンゲリオン」の主人公「シンジ」君の名前は、樋口監督からとられたものと言われています。
このお宝は、新宿ロフトプラスワンでGETしました。新宿ロフトプラスワンとは、一応ドリンク代だけでトークライブが見られる、トークライブハウス居酒屋です(ただ、その日の売上の2割までが、ゲストのギャラになるので、出来る限り注文しましょう)。トークライブは毎日行われ、政治問題からエロ話まで様々なテーマにそって、主にサブ・カル文化人や有名人が連日この店でイベントを開いています。結構、お客と有名人の距離が近いこともあって、休憩中とか、イベント終了直後など、有名ゲストに近づいてサインがもらえることがあります。
この日は、「怪獣まったり」というタイトルで、怪獣イラストレーターの開田裕治先生の司会で、樋口監督の他に、平成ウルトラシリーズの特技監督満留浩昌監督などの特撮スタッフをゲストに招き、これからの特撮映像を巡ってなにげにトークしようというものでした。ただ、一応ここは居酒屋ですし、お酒も出ればおつまみも出ますので、「これからの特撮映像を巡ってなにげにトーク」が、「北京原人 Who were you?(通称ペキフー)」の暴露話や、現在やっている「ゴジラ2000」の現場の愚痴など、だんだんあらぬ方向へ進んでいきました。結局脱線に次ぐ脱線で、「これからの特撮映像」については私自身よくわかりませんでしたが、「特技監督たちの飲み会の雰囲気」はよくわかりました。
このイベント終了後、私は立ち去る樋口監督を捕まえて、サインをお願いしました。樋口監督は、快くサインに応じてくれました。書いてもらった言葉「ガメラ1999」は、「ガメラ3邪神(と書いてイリスと読む)覚醒」の原題であり、また樋口監督を主人公として庵野監督が撮った、「ガメラ3」の制作ドキュメンタリーのタイトルでもあります。私の他に「ガメラ3」のパンフレットにサインをしてもらっている人もいました。
先に書きましたが、樋口真嗣監督は、「エヴァンゲリオン」の主人公「シンジ」君の名前のモデルですが、シンジ君は繊細で中性的な少年に対して、樋口監督は身体が大きく、もじゃもじゃパーマに顎髭を蓄えたその姿は「熊」のようでした。若いときは結構もてたみたいですが、結婚後、女優の藤谷文子さん(平成ガメラシリーズのヒロインで、あのハリウッドスター、スティーブン・セガールの娘。映画では神秘的な少女の役を演じていましたが、今じゃすっかり樋口監督達の飲み友達)曰く「1.5倍」に膨れ上がったのこと。アニメのシンジ君も、年をとればこうなるというのでしたら、これこそ「残酷な天使のテーゼ」だと思いました。
また、アニメのシンジ君と違ってハッキリ自己表現する人で、トークイベント中、何でも「ガメラ」本編の金子修介監督と仲が悪いような話があったので、直接樋口監督本人に聞いたところ、
「仲が悪いというわけではないですが・・・」
と言いながらも、
「・・・ただ、生き方が違うだけです」
と答えてくれました。
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