複製原画集
「ENUS collection」
(イーナス・コレクション)

・竹本泉

・平成12年8月13日

・東京ビッグサイト

・1000円(原画集代 先着100名)


 竹本泉先生は、元気でかわいい女主人公と、一風変わった世界観の漫画を描く、人気漫画家です。
 竹本先生は22歳の時、講談社の少女漫画雑誌「なかよし」昭和56年(1981年)8月号の「夢みる7月猫(ジュライキャット)」で、デビュー。その後「あおいちゃんパニック!」で、大ブレイクしました。代表作は「あおいちゃんパニック」「ねこめ〜わく」「アップル▽パラダイス」「ゆみみみっくす」など多数。現在は漫画だけでなく、TVゲームのキャラクターデザインや、エッセイ、トレーディングカードのイラストなど、精力的に活動しています。ちなみに、男の人です。
 このお宝は、漫画の祭典「コミックマーケット58」で行われたサイン会でGETしました。このサイン会は、先生が現在(平成12年9月)メディアファクトリーの漫画雑誌「コミックフラッパー」で連載している「トランジスタにヴィーナス」の複製原画集「ENUS collection(イーナス・コレクション)」を買った人先着100名、またはソフトバンクのゲーム雑誌「ドリームキャストマガジン」の連載をまとめた限定本「竹本泉のいろいろのーと&ですく」を買った人先着200名が、参加できました。
 私は13日からお盆休みで、前日深夜バスに乗って東京に行きました。その日は台風が関東に接近していて、大雨の中、私は会場の東京ビッグサイトに、朝の6時30分頃着きました。そんな悪天候にもかかわらず、もうすでにものすごい人の列が出来ていました。少なく見積もっても、千人以上はいたと思います。
 普通なら、こんなに並んでいる時点で、サイン会に参加すること自体「絶対無理!」なんですが、並んでいた大半の人は、同人誌や、企業ブースで販売される美少女ゲームの限定グッズや、コスプレ目当てでしたので、難なく整理券を手に入れることが出来ました。というより、竹本先生のサイン会だけは人が集まっていないみたいで、私はこの複製原画集と、ソフトバンクの「いろいろのーと&ですく」両方手に入れ、2回サイン会に参加する事が出来ました。
 竹本先生は、少女漫画出身でかわいらしい絵を描きますが、れっきとした男の人です。しかも、痩せぎすの身体にサングラスと言う出で立ちなので、あの絵柄からは想像できないような、ニヒルな雰囲気のオヤジさんでした。そんなニヒルな先生ですが、ファンと笑談したり、快く記念撮影をしたりしながら、一つ一つ丁寧にサインをしてくれました。
 サインを二つ貰った中で展示したのは、複製原画集「ENUS collection」の方です。これは描き下ろしカラーイラスト1点を含むカラー4点、モノクロ1点の複製原画集で、A3版クリアケースに入っています。ファンの中には、画集の中の一枚から絵を抜き取り、それにサインをして貰っている人が結構いました。たしかに、そうしたら一枚だけ額装して飾ることが出来ますが、この絵の中から1点を選ぶことが私には出来ませんでしたので、A3のクリアファイルの方にサインを書いてもらいました。お宝アートとして見るには今一つな感じがしますが、これは一種の箱書きとして見るのが正しいでしょう。

 最後に後日談として。
 それなりに盛況でしたが、他のブースや同人誌を売っているところと較べて寂しい感じのサイン会でしたが、その後、サインは入っていませんが、この時売られた複製原画集と限定本がYahoo!オークションに出品され、いずれも1万円の大台を越す価格で取り引きされていました。
 じゃあ、サイン会以上に並んだスケベ同人誌や限定ギャルゲーテレカが、それ以上の値で取り引きされているかと言えば、そうではありません。
 その日いけなかった人もいるだろうし、頑張って行ったけど買いそびれた人もいたでしょう。人の思いというのは、お金や入札の数だけでは計れませんし、これだけで結論を出すのは早計ですが、でも、この結果に私は複雑なモノを感じずにはいられませんでした。

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