色紙
「シベリア超特急」
・水野晴郎
・平成10年11月29日
・ナゴヤハウジングセンター植田会場
・無料(大体5〜6名)
水野晴郎先生は、昭和31年(1956年)に20世紀フォックス社に入社。当時から敏腕の映画宣伝マンとしてならし、5年後、日本ユナイト映画にヘッドハンティングされ宣伝総支配人に就任しました。その時手がけた映画は、「史上最大の作戦」や「夕日のガンマン」など。
その後昭和47年(1972年)、映画評論家として独立。金曜ロードショーの解説での満面の笑みと、「いやー、映画って本当にいいものですね」の決め台詞で、一躍お茶の間の人気者になりました。また、映画評論だけでなく、自ら脚本、監督、出演など6役を務めた映画「シベリア超特急(略称シベ超。命名みうらじゅん氏)」を発表。続編「シベリア超特急2」も制作され、平成13年(2001年)1月13日に公開されました。
このお宝はナゴヤハウジングセンター植田会場で行われた文化講演会でGETしました。この文化講演会は、日曜日が五日ある月に行われ、今回は水野晴郎先生を講師に迎えて、「映画に見るすばらしき家庭」と言うテーマで、語って貰いました。そこで水野先生は、子供の頃見たアメリカ映画で描かれた豊かさへの憧憬や、映画のすばらしさを語ってくれました。
講演終了後、私は水野先生に近づき、サインを御願いしました。私以外にも4〜5人サインを求めている人がいました。大抵は、ただサインを書くだけですが、私は雑誌「映画秘宝」の愛読者のため、恐れ多くも「『シベリア超特急』と書いて下さい」と御願いしました。
「シベリア超特急」は文字通りシベリア超特急を舞台としたミステリー映画で、ラストに起こる「2回のどんでん返し」が最大のウリでした。ただ、あまりにトンデモない内容なため、かなりケチョンケチョンにけなされていました。いくら自作とはいえ、映画評論家の端くれ。この映画の世間の評判ぐらい解っていると思います。
本当は嫌な顔をするのではないかと心配しましたが、水野先生は、いつもテレビで見せるような満面の笑みで、快く書いて下さいました。その時、いや真面目な話、水野先生の懐の深さを強く感じました。
で、今回、この解説文を書くため、いろいろ調べましたが、この「シベリア超特急」、あまりのトンデモぶりが話題を呼び、今ではカルト・ムービーとしてかなりの人気を持っているみたいです。真面目不真面目含めて、「モンド大賞 グランプリ」「日本海映画祭 ミステリー大賞」「港ランド映画祭 カルト・ミステリー大賞」「東京スポーツ映画大賞 特別賞」「日本映画批評家大賞 新人賞―占野茂―」「みうらじゅん映画賞」「北野チャンネル ゴールデンハロー賞」と、いろいろ取っています。
上記に書きましたが、水野先生は、敏腕の映画宣伝マンででならしたお方。もしかしたら、トンデモぶりも含め全部計算ずくで、みんな乗せられているかも、と思いました。
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