「のほほん人間革命」
・大槻ケンヂ
・平成10年7月19日
・吉祥寺パルコ8階 スタジオビート
・539円(本代 先着150名)
このお宝は吉祥寺パルコで行なわれた、「角川文庫50周年記念全国横断サイン会」でゲットしたものです。
大槻ケンヂさんは、人気ロックバンド「筋肉少女帯」のヴォーカリストです。その特異なキャラクターは音楽だけでなく、TV・ラジオ等でも幅広く人気を集めています。また、作家としても多くの本を出版し、音楽とはまた違ったファン(本人いわく「本の売り上げが、直接CDの売り上げにつながっていない」)を獲得しています。’94年に「くるぐる使い」で、’95年には「のの子の復讐ジグジグ」で2年連続「星雲賞」を受賞しています。ちなみに「くるぐる使い」は西暦2015年綾波レイが読んでいました(コミック版)。
サイン会場は、吉祥寺パルコ8階のCD売り場の一画で行われました。私は開始20分前につきましたが、すでに人でいっぱいでした。お客の大半は女性で、サイン会参加者の150名以外にも、一目大槻ケンヂさんを見ようとするファンで、広いフロアのその場所だけが満員電車のようでした。それにサイン会終了後トークショーも行われますが、椅子が80脚しかなく、残りは立ち見になるため、私は早く来ればよかったと後悔しました。
トークショーの内容は、作家としての活動とミュージシャンとしての活動のPRでした。話は淡々とすすめられましたが、話の内容と、その「のほほん」とした語り口、そしてまわりが大槻さんのファンで固められ、すでに「できあがってる」こともあって、とても盛り上がりました。
作家として話されたことは、エッセイは売れてもそれに比べて小説が今一つ売れないことと、今後書きたい小説の構想でした。今後書きたい小説の構想として、「新興宗教オモイデ教」の続編をあげ、オモイデ教の超能力集団とそれに反対する勢力が開発したパワードスーツとの一大戦争があると言っていました。また「ステーシー」の続編として、「ステーシー改」の構想も話されました。前は15〜17歳の女の子がゾンビになりましたが、「改」では15〜17歳の美少女だけがゾンビになるとか、男の子が使う武術がジークンドー(截拳道。あのブルース・リーが編み出した武術。バーチャファイターのサラとジャッキーのブライアント兄妹が使っている。そういえば大槻ケンヂさんはブルース・リーのTシャツを着ていた)からシューティング(修斗。初代タイガーマスクこと佐山サトルが編み出した格闘技。キングオブファイターズの二階堂紅丸が使っているが、そうは見えない)になると言っていました。その他に、「グミ・チョコレート・パイン」の「パイン編」も書きたいと言っていました。
ミュージシャンとしては、フォーク・ユニットT.P.Mの活動と、自主制作レーベルから出す「80年代の筋肉少女帯」ライブセレクションCDとその当時の曲だけのツアーについて、そして今後のスケジュールなど話されました。また、この日はT.P.M.のメンバーも来ていたので、トークの合間に歌を3曲歌ってくれました。ちなみにT.P.M.とは、Too Pure Men「純情すぎる男たち」という意味です。最初の曲は、「プカプカ」、2曲目は「あのさぁ」を歌いました。
トークショーも終盤にさしかかると大槻ケンヂさんはかなり乗ってきて、最後の締めの曲として「ルパン三世のテーマ」、それも新・ルパン三世の大野雄二の曲に無理やり歌詞を乗っけた方を、一番だけでなく全部を熱唱しました。
このお宝の鑑賞ポイントは、「王様は僕だ けらいは君だ」です。これは筋肉少女帯の曲「踊るダメ人間」の歌詞の一節で、オチに当たる部分です。私はこの曲が大好きで、頼んで書いてもらいました。「けらい」が漢字の「家来」でないのは、その時大槻ケンヂ先生が漢字を忘れてしまい、仕方がなく平仮名になりました。私が教えればよかったのですが、私もかなり緊張していて、その時忘れてしまいました。
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